町の本屋の将棋コーナーにて定跡本を探す際に一際カラフルな本を見かけた事はないでしょうか。
私が向かったのは大阪の福島にある関西将棋会館一階の将棋グッズなどを販売している売店コーナー。
こちらには観光客向けのキーホルダーや、将棋の駒を模った「将棋べっこま飴」
プロ棋士や女流棋士の先生の揮毫入り扇子や高級な盤や駒などが販売されております。
定跡書も充実しておりプロ棋士を目指す少年が上の階へ登る前に買い求めるのを見かけます。
そんななかに一際目立つ、赤・青・黄・緑・ピンクといった本が並んでおり、筆者もオシャレな一色の本を手に取り、帰りの電車の中で読みふけりました。
皆さんはご存知でしょうか。浦野真彦先生の詰将棋本シリーズの一つである、「【新版】5手詰めハンドブック」
ニコニコ生放送で将棋の番組を視聴している方々は問題を解いた事があると思います。
タイトル戦の中継の際に昼休憩時に詰将棋が出題され、解答者には抽選で1名に棋士の方の揮毫入り扇子をプレゼントされる企画、それらは「【新版】5手詰めハンドブック」から出題されております。
5手詰めの問題が200問記載されており、実戦形式の問題ばかりの本の出来となっておりました。
筆者の基準ですが1日5問を目標に40日で読み切れば優秀だと思います。
少ないのでは?と思われる方も多いと思いますが、難易度は5手詰の中でもかなり高めで思考の沼にハマると30分以上掛かる事もあります。毎日無理なく挑戦して解けなければ解答と照合し、解き終われば制限時間を決めての2週目や5手詰ハンドブック2や別の詰将棋本に進むと良いでしょう。
筆者でも一目で解ける問題は少なく、初心者から高段者まで幅広い棋力の方に売れているようです。
筆者は5手詰ハンドブックを購入致しましたが、まえがきに「逃げ道に捨てよ」や「金頭の桂」といった詰め手筋の大半は3手詰ハンドブック。5手詰めはそれらの組み合わせパターンが主流と書かれており、棋力に応じて書籍を選択する事をお勧めします。
初段を目指す上では3手詰めハンドブックを一目で解けるほど読み込む。あるいは1手詰ハンドブックからスタートして詰み形を覚える等、棋力向上に買って損はないと思います。
5手詰めハンドブック2を簡単に解き進める頃には道場初段レベルの間違いなく到達していると思います。
筆者が全問解答し五手詰ハンドブック2や7手詰ハンドブックに進む日はいつになるのか・・・