詰将棋を解いても定跡を覚えてもなかなか強くなれない日が続き、惰性で過ごしていた日が続いていた中で筆者は「バガボンド」と出会った。
武者修行中の宮本武蔵は精神を集中する際にひたすらに木彫りの仏像を彫っていた。
将棋盤を作れば棋力が向上するのではないか
準備するもの
- 無垢版(合成版)木目が濃い場合は線が見難くなる可能性があります。
- 丁番・蝶番 盤の厚みに合わせた小さめの丁番
- 紙やすり
- ドライバー
- ノコギリ
あると良いもの
- ヤスリホルダー(研磨紙ホルダー)平面性を出すため
- ニス 刷毛塗りは刷毛跡が出るためスプレー式の透明塗料
制作開始
コーナンPRO喜連瓜破店にて購入者に作業台と工具を無料貸し出ししている事を確認
レンタル品
- ノコギリ
- モノサシ
- ヤスリ(今回使用せず)
今回は、焼棡と書かれた黒い板を購入します。ニスで黒さを強調し、線は掘る事で白さを出す計画です。
まず、縦幅を計りカットを開始します。
通常は盤の大きさであるタテ(約36.4cm)、ヨコ(33.3cm)を意識すると良いでしょう。
切る際に歪みが出るため目的より少し大きめに切ります。
注意点
今回の最大の失敗ですが、黒い板を購入しても黒いのは表面だけで切り口は普通の板です。
これにより切り口の色に差異が出たため黒い板は現在保留状態になっています。
ですので普通の合成版を追加購入しました。
木は湿気により多少伸縮するため、ミリ単位で計算して切っても多少の歪みが生じます。
カット後にヤスリで微調整しましょう。
今回は折り畳み式の将棋盤を2台、普通の将棋盤を1台作る計画のため上記画像のようになっています。
次に切った板を重ねて歪んでいる部分にヤスリ掛けを行います。
※今回はほぼ歪みが無かったため触れた程度しか行っておりません。
次にドライバーで切り目の2カ所に丁番を挿し込みます。
半径の真ん中に取り付けるように長さを計算し、鉛筆で目印を付けましょう。
丁番の取り付け後に9×9マスの線を記入していきます。
今回は一般的である余白に縦横共に0.8cmほど残して線を引きます。
鉛筆で下書きをしてから線を記入していきましょう。
注意点
丁番は板を密着させて中央に付けましょう、丁番を閉じたときに長さが合わない可能性があります。
線を掘る場合は木目に沿っていない向きの場合、材質によっては割れてしまう場合があります。
後は好みに応じてニスを塗りましょう。自然な材質で不要という方はこの状態で完成となります。
将棋駒の作り方
本格的な将棋駒の作成は素人には非常に難しく、木地師の方が作った駒木地を購入しシールであったり筆を入れたりする事になります。
子供用で形に拘らないのであれば端材などで挑戦してみても良いでしょう。
オカルト要素
手作り版で将棋への愛着が沸き、棋力が向上する。