将棋クエストで指していると対局終了後に検討モードを選べるのはご存知でしょうか。
対局の指し手を振り返りソフト最善手のヒントや手の評価値を見たり指し次いで検討する事ができます。
感想戦で敗因を探る時や、詰み逃しの確認にとても便利で是非とも使いたい機能ですね。
思考エンジンは「技巧」
「技巧」について調べてみると2016年の世界コンピュータ将棋選手権で準優勝した将棋ソフトでオープンソースとなっており、どなたでも無料で使えるようになっている。
将棋ソフト「技巧」公式twitter https://twitter.com/gikou_shogi
技巧 DLサイト https://github.com/gikou-official/Gikou
技巧と指して見る
記事を書いている途中に気付いたが検討モードは技巧をダウンロードせずに使えるようなものであり初手から開始し自分の考えた手に対して対局相手の手を「ヒント」ボタンにて表示される最善手を選択する。これを繰り返す事で間接的に対局する事が可能となります。
実際に試してみて分かった事
メリット
1,持ち時間無制限。
2,待った・次の一手ヒントを見る事で対局中の検討が可能
3,序盤定跡を相手版も指す事で戦型を指定して対局する事が可能
4,技巧のダウンロードが不要
デメリット
ヒントを表示して相手の手を自分で指すため少し面倒である。
あらゆる局面を指定する事もできるのでこれらが無料で利用できるのは将棋クエストの開発者には頭が上がらない。
この使い方をしても良いのか
将棋ウォーズや24将棋などあらゆる対局ではソフト差しは厳禁であるのは当たり前のルールである。
しかし将棋ソフトでソフトと指しはアリなのか?規約を読んでみた。
規約抜粋
・ソフト指しやアカウントを何度も作るような行為(IPアドレス等から把握しております)は厳禁です。違反が発覚した場合、それなりの措置を取らせていただきます。
・また、必敗の局面で投了せずに時間切れまで何分も放置、投了をせずに接続を切る、等も厳禁です。
全文(将棋クエストヘルプ) http://wars.fm/ios_help_shogi-ja.html
やはり規約に反する使い方ではないようだ、そもそも検討しかしていないので誰にも迷惑が掛かっているわけではないので自由にしてよいスタンスなのだろう。
この検討方法を使って他の将棋ウォーズ等でソフト差しだけは絶対にNGですので気をつけましょう。
今度プロ棋士の対局を再現して点数表示する使い方をしてみよう。